芸術鑑賞よりもハマっちゃう!?愛媛県美術館でシルクスクリーンをやってみた

芸術鑑賞よりもハマっちゃう!?愛媛県美術館でシルクスクリーンをやってみた

こんにちは!ワカモノライターのZOEです。DIY(Do It Yourself 何かを自分で作ること)が趣味で、休日には実家の壁に漆喰を塗ったり、テレビ台を自作したりと、ものづくりを楽しんでいます。今回は愛媛県美術館の工房でシルクスクリーンができると聞いて、体験してきました。

シルクスクリーンで自分色に染めちゃえ!


愛媛県美術館は、松山城のお堀の内側にある美術館。世界的に有名な作品の企画展や、コレクション展、地域の方の作品展が日々開催されています。
作品を見るだけでなく、作ることもできるのが愛媛県美術館のすごいところ。「美術に親しんで欲しい」と、アトリエには版画に木工、絵画、粘土、写真、染織とあらゆる制作に必要な道具が揃っています。この充実っぷりに、わざわざ隣の県から通う人もいるそう。
今回挑戦するシルクスクリーンは、版画の一種。紙にも布にも刷れるので、自分のイラストやデザインを版にしてプリントすれば、世界にひとつだけのTシャツやトートバッグが作れます。

版を作るところから完成まで、ぜ〜んぶDIY

この日のために、私が好きな四国の名山「石鎚山」のイラストを描いてきました。まずは、布を張ったスクリーン枠に感光乳剤を塗って、原稿を焼き付けます。
感光乳剤は光に当たると固まる性質を持っているので、原稿の白い部分は光を通して固まり、黒い部分は光が当たらずスクリーンの布目が残ります。そこにインクを落とすことで、自分のイラスト通りにプリントができるというのが、シルクスクリーンの仕組みです。
暗室での作業も、露光機を触るのも初めてで、ワクワク!版ができたら、好きな色のインクを使ってプリントしていきますよ。

トートバッグに1色目を刷ったところ。かすれたり、他よりも色が濃かったり、それぞれに微妙な違いがあるのが面白いです。

2色目を刷ると、こんな感じに。位置がずれちゃったけど、かわいいから気にしません!ビビットピンクと渋い緑の組み合わせで、石鎚山のイケメンな雰囲気を表現してみましたー。

1回目は学芸員さんと一緒に、2回目からは自分で自由に


この日は学芸員の石﨑さんにレクチャーして頂きました

アトリエを初めて利用する時は、「アトリエ教室」(要予約)を受講します。学芸員さんが道具の使い方や上手に刷るコツを教えてくれるので、シルクスクリーンをやったことがない人も安心。費用はスクリーン枠代や感光乳剤代など、使ったぶんの材料代を支払います。今回はトートバッグ4枚とTシャツ1枚を持ち込んで計5回刷りましたが、500円以下とリーズナブルでした。

2回目以降は自分のペースで自由に制作してOK。納得がいくまで試行錯誤できるスペースってなかなか無いので、絶対にまた行きたいです!DIY好きの方はぜひ愛媛県美術館のアトリエを利用してみて。

愛媛県美術館

住所:愛媛県松山市堀之内
電話番号: 089-932-0010
営業時間:9:40-18:00
定休日:月曜日(祝日・振替休日に当たる場合は、その翌日休館。毎月第一月曜日は開館、翌火曜日が休館)
WEB: http://www.ehime-art.jp/